一般社団法人　六ヶ所村農業総合公社は、昭和62年3月に「社団法人　六ヶ所村畜産公社」として発足し、平成14年7月、富ノ沢地区農用地の貸付事業にも取り組むこととなり、「社団法人　六ヶ所村農業総合公社」に名称を変更し、新たな一歩をスタートいたしました。その後、平成25年4月には、公益法人制度改革に伴い、「一般社団法人　六ヶ所村農業総合公社」へ移行し、歩みを続けてまいりました。
　当公社は、六ヶ所村の農畜産業の「生産性の向上」と「経営基盤の安定」に寄与するため、乳用牛及び肉用牛の受託育成並びに、これに伴う「村営出戸・二又放牧場」及び「草地の管理」、「草地生産物の販売」、そして「富ノ沢地区農用地」の貸付などで、平成29年度からは、指定管理者制度の導入による指定管理者として、「放牧場」をはじめ、「野菜の洗浄選別施設」や「野菜予冷庫」の管理運営を行っております。
　近年は、農業従事者の高齢化や担い手不足が進むなか、新型コロナウイルス感染症や、国際情勢の変化により、農畜産物の価格の低迷や販売不振、肥料をはじめ、生産資材の高騰など、農業を取り巻く環境は、一層厳しい状況となっております。
　このような中で、六ヶ所村の基幹産業である農業を、持続可能な産業として発展して行くためには、当公社の役割は大きいものとなっております。

　今後とも、役職員が一丸となって、運営の効率化を図りながら、社会情勢の変化や、課題に的確に対応するため、農業者をはじめ、関係機関と連携をとり、多様化するニーズに応えるための効果的なサービスを提供し、六ヶ所村の農業振興発展のため、より一層努めてまいりますので、一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

令和5年3月1日
一般社団法人　六ヶ所村農業総合公社
　理　事　長　　戸　田　　衛